忘年会第二弾・続・続編。
2005年12月10日 日常忘年会第二弾を終えて、雪混じりの高速道路を、一路我が家へ。ラッシュに巻き込まれたものの、午前8時半に到着。すでにクライアントが待っていた。
午前中に仕事を片付け、午後からは外回り。駅前の喫茶店でコーヒーを飲んでいたところ、携帯のベルが・・・・。なんと、歯医者をやっている友人からだった。彼もまた温泉宿で会った友人と同様、高校の同級生である。しかも同じクラス。故郷で、父親の13回忌をすませたとのこと。遊びに来ないかと誘いをかけたところ、今、週三回のパート歯科医なので、時間はたっぷりあるという。来週の水曜日にやってくる予定である。
「奥方との離婚騒動はどうなったの?」と電話口で聞くと、11月に正式に離婚したと言う。「そうだったの}と、僕は一瞬、昨日会った友人のことを思い出した。離婚なんて、今日では日常茶飯事なので、そう驚くこともないが、二人とも身近な友人。複雑な心境である。彼は長い別居生活を営んでいた。彼が我家を出て、アパートに住み、歯科医院を開いている我が家へ出勤するという、真に妙な生活パターンだった。奥方も歯医者なので、二人して同じフロアーで、どんな顔をしながら治療をやっていたのだろうか?。ただ、淡々と私情をはさまず、仕事に専念する。「真のビジネスとはそういうものかもしれないなーー」と僕は変に感心していた。ただし、僕には到底、まねはできない。良かったのか悪かったのか分からないが、「おめでとう」と言ってやった。
彼の場合は、双方に好きな相手ができたとか、片方が不倫をしたとかいう離婚ではない。そもそも出発点が不純だったのかもしれない。結婚に打算はつきもの。双方がメリットを共有し合い結婚した。奥方の父親の援助もあり、順風満帆に事業は発展した。借金もすべて返済した。子供も相応に大きくなった。やっと、目標を達成したかに見えたが、そこに至るまでの間に、夫婦の関係がすっかりさめてしまった。何故なのか?。彼の立場で言えば、奥方の両親に対する遠慮と息詰まり。奥方の立場で言えば、彼の母親との確執。双方、どうしても相容れないものがあり、その溝がだんだんと大きくなり、他人には理解できない、たった一言の言葉で、かろうじて繋がっていた糸が「プツン」と切れてしまった。
結婚生活は、あきらめ、妥協、忍耐などとよく言うが、少しでも、思いやりの気持ちがあれば続行可能だとおもうのだが。その僅かな思いやりまでも消失してしまえば、もう後には何ものこらない。違った方向を歩むしかない。人間の感情はなんと浅はかで、単純で残酷なんだろうかと思う。ともあれ、結婚して子孫を残したのであれば、残りの人生を二人で歩むも良し、それぞれが違った道を歩むのもまたいいだろう。所詮、夫婦と言えども他人である。
偶然、離婚した二人の友人と、時を同じくして再会するとは、これまた僕も奇妙な縁である。果たして我が身は如何に?。残念ながら僕の辞書には今のところ「離婚」という言葉はない。むしろ、僕は離婚を取り持つ神様なのかもしれない。
午前中に仕事を片付け、午後からは外回り。駅前の喫茶店でコーヒーを飲んでいたところ、携帯のベルが・・・・。なんと、歯医者をやっている友人からだった。彼もまた温泉宿で会った友人と同様、高校の同級生である。しかも同じクラス。故郷で、父親の13回忌をすませたとのこと。遊びに来ないかと誘いをかけたところ、今、週三回のパート歯科医なので、時間はたっぷりあるという。来週の水曜日にやってくる予定である。
「奥方との離婚騒動はどうなったの?」と電話口で聞くと、11月に正式に離婚したと言う。「そうだったの}と、僕は一瞬、昨日会った友人のことを思い出した。離婚なんて、今日では日常茶飯事なので、そう驚くこともないが、二人とも身近な友人。複雑な心境である。彼は長い別居生活を営んでいた。彼が我家を出て、アパートに住み、歯科医院を開いている我が家へ出勤するという、真に妙な生活パターンだった。奥方も歯医者なので、二人して同じフロアーで、どんな顔をしながら治療をやっていたのだろうか?。ただ、淡々と私情をはさまず、仕事に専念する。「真のビジネスとはそういうものかもしれないなーー」と僕は変に感心していた。ただし、僕には到底、まねはできない。良かったのか悪かったのか分からないが、「おめでとう」と言ってやった。
彼の場合は、双方に好きな相手ができたとか、片方が不倫をしたとかいう離婚ではない。そもそも出発点が不純だったのかもしれない。結婚に打算はつきもの。双方がメリットを共有し合い結婚した。奥方の父親の援助もあり、順風満帆に事業は発展した。借金もすべて返済した。子供も相応に大きくなった。やっと、目標を達成したかに見えたが、そこに至るまでの間に、夫婦の関係がすっかりさめてしまった。何故なのか?。彼の立場で言えば、奥方の両親に対する遠慮と息詰まり。奥方の立場で言えば、彼の母親との確執。双方、どうしても相容れないものがあり、その溝がだんだんと大きくなり、他人には理解できない、たった一言の言葉で、かろうじて繋がっていた糸が「プツン」と切れてしまった。
結婚生活は、あきらめ、妥協、忍耐などとよく言うが、少しでも、思いやりの気持ちがあれば続行可能だとおもうのだが。その僅かな思いやりまでも消失してしまえば、もう後には何ものこらない。違った方向を歩むしかない。人間の感情はなんと浅はかで、単純で残酷なんだろうかと思う。ともあれ、結婚して子孫を残したのであれば、残りの人生を二人で歩むも良し、それぞれが違った道を歩むのもまたいいだろう。所詮、夫婦と言えども他人である。
偶然、離婚した二人の友人と、時を同じくして再会するとは、これまた僕も奇妙な縁である。果たして我が身は如何に?。残念ながら僕の辞書には今のところ「離婚」という言葉はない。むしろ、僕は離婚を取り持つ神様なのかもしれない。
コメント