忘年会第二弾の続編。
2005年12月8日 日常忘年会第二弾の続編がまだだった。一次会を無事に終え、5−6名の勇士たちが、ホテル内にあしらえてあるスナックというか、バーみたいなところへ赴いた。もちろん三名の芸者さんたちも同伴である。いつものごとく、飲んで、歌って踊るというパターンである。ただ一つ違ったこと。着物姿で、あでやかな鬘をかぶった芸者さんと踊ったことである。踊ったはいいが、着物の帯が、そう出っ張ってもいない僕のおなかにあたり、必ずしも良い感触ではなかったことと、油かなにかで整えられた鬘の毛が、ほっぺたに触れ、「べたーっつ」という、何とも表現しがたい感覚に襲われた事である。「一夏の経験」ではないが、まさに、有り難い一冬の経験であった。
二次会も、そういう案配で幕を閉じ、あとは各人フリータイム。「待ってました」と、僕はここ十数年来会っていない友人と会うことにした。彼とはまさに竹馬の友。小中高と、同じ学校で学び、互いの結婚式にも参列した仲である。
この温泉宿のある地は、彼の嫁さんの故郷である。彼は嫁さんの地を終の棲家に選んだ。よくあるパターンだ。末っ子だから許されることだろう。
僕の地から彼の地まで、一時間半程度の距離であるが、仕事で出向いても、とんぼ返りばかりで、真に10年以上も会っていなかった。僕は今日こそチャンスと彼を呼び出し、一献傾けたかった。彼は宿まできてくれて、二人して抱き合い喜び合った。かくして、彼の行きつけのところへ案内してもらった。
いろいろと話をしていると、なんと、我が耳を疑うような出来事が彼に起こっていた。六年前に嫁さんと離婚したというのだ。「えええええっつ、本当?」と聞き直したが、まさにしかりだった。熟年離婚がはやっているとはいえ、まさか、あんなに仲の良かったかれら夫婦が離婚するなんて夢にも信じられなかった。離婚の原因を尋ねると、互いに好きな相手ができたらしい。どちらが先だったのかという詮索はしなかったが、両性罰というところか?。そうは言っても、幾ばくかの金を嫁さんに渡したと言うから、彼の方の罰が重いのかもしれない。
さらに、さらに驚いたことに、その嫁さんが、今来ている店の二軒先で、スナックをやっているというのだ。「僕がそこへ行こう」と言うと、彼はちょっとためらったが、話はまとまった。数十年ぶりに見る彼の元嫁さんは、昔と変わらず、きれいだった。彼も別れて以来、二度目の来店とのこと。二人とも、もう未練なんてないのだろう?。元嫁さんは、僕を見て、ちょっとびっくりしたような表情をみせたが、後はさるものひっかくものだ。平常と変わらずママさん振りを発揮していた。他の客が、どやどやと入ってきた。僕たちの応対は従業員がつとめた。客がママさんにダンスを所望した。ママさんはその都度、応じていたが、さすがに顔はわれわれの方に向けなかった。従業員に、「今日のママさんはどう?」と聞くと、ちょっとぎこちないようだと言った。「さもありなん」と僕は思った。
一時間半ばかりいただろうか?。時計はすでに午前1時半を回っていた。僕は朝8時までに家に帰らねばならないと告げ、宿へタクシーで急いだ。僕たちは恋人どおしのように、携帯番号を登録しあい、再会を誓った。僕は朝の渋滞に巻き込まれながらも、無事に8時半に我が家へたどり着いた。紙面が長くなった。まだ続編パート2がある。ここれもまたまた驚きだ。だ。人生って本当にハプニングだらけだ。つくづくそう思う。
二次会も、そういう案配で幕を閉じ、あとは各人フリータイム。「待ってました」と、僕はここ十数年来会っていない友人と会うことにした。彼とはまさに竹馬の友。小中高と、同じ学校で学び、互いの結婚式にも参列した仲である。
この温泉宿のある地は、彼の嫁さんの故郷である。彼は嫁さんの地を終の棲家に選んだ。よくあるパターンだ。末っ子だから許されることだろう。
僕の地から彼の地まで、一時間半程度の距離であるが、仕事で出向いても、とんぼ返りばかりで、真に10年以上も会っていなかった。僕は今日こそチャンスと彼を呼び出し、一献傾けたかった。彼は宿まできてくれて、二人して抱き合い喜び合った。かくして、彼の行きつけのところへ案内してもらった。
いろいろと話をしていると、なんと、我が耳を疑うような出来事が彼に起こっていた。六年前に嫁さんと離婚したというのだ。「えええええっつ、本当?」と聞き直したが、まさにしかりだった。熟年離婚がはやっているとはいえ、まさか、あんなに仲の良かったかれら夫婦が離婚するなんて夢にも信じられなかった。離婚の原因を尋ねると、互いに好きな相手ができたらしい。どちらが先だったのかという詮索はしなかったが、両性罰というところか?。そうは言っても、幾ばくかの金を嫁さんに渡したと言うから、彼の方の罰が重いのかもしれない。
さらに、さらに驚いたことに、その嫁さんが、今来ている店の二軒先で、スナックをやっているというのだ。「僕がそこへ行こう」と言うと、彼はちょっとためらったが、話はまとまった。数十年ぶりに見る彼の元嫁さんは、昔と変わらず、きれいだった。彼も別れて以来、二度目の来店とのこと。二人とも、もう未練なんてないのだろう?。元嫁さんは、僕を見て、ちょっとびっくりしたような表情をみせたが、後はさるものひっかくものだ。平常と変わらずママさん振りを発揮していた。他の客が、どやどやと入ってきた。僕たちの応対は従業員がつとめた。客がママさんにダンスを所望した。ママさんはその都度、応じていたが、さすがに顔はわれわれの方に向けなかった。従業員に、「今日のママさんはどう?」と聞くと、ちょっとぎこちないようだと言った。「さもありなん」と僕は思った。
一時間半ばかりいただろうか?。時計はすでに午前1時半を回っていた。僕は朝8時までに家に帰らねばならないと告げ、宿へタクシーで急いだ。僕たちは恋人どおしのように、携帯番号を登録しあい、再会を誓った。僕は朝の渋滞に巻き込まれながらも、無事に8時半に我が家へたどり着いた。紙面が長くなった。まだ続編パート2がある。ここれもまたまた驚きだ。だ。人生って本当にハプニングだらけだ。つくづくそう思う。
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