忘年会第二弾。

2005年12月5日 日常
昨日は忘年会の第二弾が温泉宿で催された。この温泉宿は、仲間の一人と深い関わりがあって、僕たちはVIP待遇で接待されるとのこと。心うきうきで高速を走り、1時間ちょっとで宿に到着。各々が車で出かけ、一泊して自由に解散という指向である。僕は早めに出向いた。この宿に新調されたVIP用温泉に即入りたいと所望。係の女性が僕を案内した。迷路のような長い廊下を歩き、エレベーターで地階に下る。鍵に装着してあるセキュリティーカードを差し込んで、オープンザドアだ。またもやちょっくら歩いたところに目的のサウナ付、野外露天風呂が、おごそかにたたずんでいた。

ここに至るまでの道のりの長かったこと。僕はふと思った。上海で飛行機のビジネスクラスに乗ったとき、正装した女性の警官みたいな人が、突然現れ、「客室にご案内します」と、一般の乗り口とは別の通路を通って機内に僕を案内した。たまたま、僕一人だったので、「こりゃあ逮捕されるんかいな?」と、ちと、不安だったが、さにあらず。「はい。シートはこちらです。ご自由にどうぞ」ときた。「いやああ、金の力ってすごいなーーーー」と、感動。感動。乗るならビジネスクラスかファーストクラスだぜと思えど、一生の内、何回ある事やら?。正直、そのとき以来、このご馳走を味わっていない。

夜空の星や紅葉を眺めながらの温泉はまた格別。「ここはどこ?どこ?」て感じだ。温泉をすっかり堪能し、つやつやの肌で、忘年会の会場へ乗り込んだ。日本髪のかつらをかぶった芸者さん3名が入り口のところで出迎えてくれだ。「かつらの毛は本物ですか?」と尋ねたら、「そうです」という。「いやああ、かつらのきれいなこと、きれいなこと」と言ったら、あんまり喜んでいる風ではなかった。「身に付けている人がいいからよ」と、中味をほめて欲しかったのだろう。それにしても、かつらは慣れないと、頭が痛いのだそうだ。重いからなーーーー。かつらには、長い鼈甲のかんざし二本と、櫛が乗っかっていた。これは三点セットで、一本でも欠けたら、使い物にならないという。「へーーー、そんなものか」と、田舎者の僕は驚くばかり。
「あんた、私をだましたわねーーーー」と、こんなかんざしで、斬りつけられたら、たまったものじゃないなーーーと、幾ばくかの恐怖さえ覚えた。

宴もたけなわで、芸者さんたちが、一人ずつ、踊りを披露。なかなかのものだ。次に歌謡ショーとなった。場には相応しくなかったかもしれないが、僕は山口百恵さんの、「コスモス」でという歌で、皆の涙を誘ったが、もろくも失敗。後は野となれ山となれだ。

六時半から九時頃まで、料理と歌と芸者さんたちとの語らいで疲れを吹き飛ばした。盛況の内に一次会は幕を閉じた。二次会の話とその後の経過については、紙面の都合により次回にしよう。

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