早、11月になってしまった。歳月人を待たずとは、まさにしかりだ。そんな中、僕の身の回りでも色んなことがあった。ボスの入院をはじめ、親しく夜の社交を共にしていた「のりちゃん先生」までが、足の手術をしたとのことで、入院していたらしい。何度、電話しても不在だった。結構、議論好きな僕たちだったので、「愛想をつかされたかな?」と思っていたが、どうもそうではなかった。入院したと聞けば、僕が見舞いに来るだろうと、遠慮したそうな。水臭いといえば水臭いか?。何はともあれ、ボスものりちゃんも命を取り留めたことは幸いである。

てなわけで、僕としては二人との社交が途絶えてしまった。心なしか淋しい思いをしている。反面、ボスの抱えていた仕事を引き継いだので、日々、書類作成で大童である。生来、怠け者の僕が、こんなに仕事にはまると、僕の方が体調を崩しかねない。うんん・・・、これはちょっと、オーバーだ?。「まだまだ余力はありまっせ」というところだ。

何となれば、真夏やら真冬と違い、昨今の天気は上々。日増しに色づいていく山肌を眺め、心地良い秋風が僕の頬をなでる。春もさることながら、今の季節は最高のご馳走である。こんなご馳走を食べられるからこそ、仕事へのファイトも湧いてくる。「なせばなる。なさねばならぬ。何事も」という心境である。この季節と共に。

もちろん仕事ばかりで寝起きしているわけではない。夜の社交が減り、今、はまっていることと言えば、昔の映画を見ることがある。特にカンフー映画が好きである。カンフーは日本の時代劇みたいなものかもしれない。チャンチャンバラバラも面白いが、カンフーの達人達が色んな道具をつかい、器用に身をこなすしぐさは、また圧巻である。カンフーの達人が女性だったりすると、またまた目を奪われてしまう。独特の髪型に、カラフルで柔らかな服を身にまとい、まるで、天女のように、ヒラヒラ舞ながら、男達をなぎ倒して行く。このカンフー技には、惚れ惚れとしてしまう。「お化粧箱持ちでいいですから雇って」と言いたくなる。すると、天女は「フン」と、一瞥を投げて、威風堂々と去っていくだろう。そんな女性に男はまたほれるんだよなーーー。

これは映画である。映画だからこそあこがれもする。現実にそんな女性を女房にすると、カンフーを知らない男は災難に違いない。いつも、あざだらけ??・・・・。「あなたの優しさはどこにあるんだーーーー?」と言いたくなる。「あんたがだらしないからよ」。ごもっともでっす。

最近、ドラマで、「熟年離婚」というのに人気があるそうだ。熟年離婚ねーーーー?。「偕老同穴。わしゃ百まで、あんた九十九まで」と誓った言葉は嘘だったのか?。なんだか悲しくなる話だ。カンフーが強く、気の強い女性だったら、熟年まで待たず、「実家へ帰らせていただきます。とほほ・・・」と言って、男のほうから早々に尻尾を巻いて出て行くのだろうに。熟年離婚は、それそれに相応の理解がないと無理だろう。

11月はじめての備忘録が、あらぬ方向へ行ってしまった。この辺でお開きにしよう。

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