八月になって、久々に雨が降った。恵みの雨だ。なんでも、四国地方では雨が降らず、水瓶が底を突いたそうだ。これは由々しいことだ。雨は適当に降ってくれれば、それが一番よいのだろうが、自然は人間の思惑で行動してはくれない。やはり、人間が自然に合わせて生きなくてはいけないのだろう。

そういえば、関東地方では、地震がいつ起きても不思議ではないと言われている。最近、結構、大きな地震があった。なんでも東京方面は地盤が弱く、遠方で発生した地震の波が伝わった後、他の地域より揺れが長く続くそうだ。これまた由々しいことだ。

テレビで、地震に備えたアイテムを紹介していた。なるほどと感心したアイテムがあった。一つはスニーカー、いわゆる運動靴だ。まさか、女性がハイヒールを履いて、逃げるわけにもいくまい。スニーカーなら外へ出た時に危険物を踏んでも安心であるし、かつ、すばやく逃げることが出来る。さらに、もう一つは、キャラメル。日持ちがして、手っ取り早い食料源になる。甘いから、体力の消耗を防ぐことが出来る。なるほどと感心した。外にも、アイテムはたくさんあると思うが、何と言っても、備えあれば憂いなしだ。

先ほどテレビでやっていたが、アメリカでは数十個の竜巻が発生したそうだ。日本では竜巻はめずらしい現象かもしれないが、アメリカは結構、多い。まだその原因は分かっていないらしい。竜巻が通過した後の、映像をみた。いやあああ、無残である。家屋も、車も、木々もなぎ倒されていた。人命だって危ぶまれる。

自然は一体どうなっているのだろう?。温暖化、温暖化と叫ばれて久しいが、その対策はいまいち遅れているように感じる。京都議定書等で、世界各国のCO2の削減目標が設定された。これは単なる一時しのぎみたいなもので、生ぬるい気がする。地球が壊れるはずが無い。まだまだ地球は大丈夫という楽観論が、まかり通っている。暑くなっても文明の利器がある。確かにそれで凌ぐことは出来ても、未来を生きる子孫達は、おそらく、外へ出ることもかなわず、制御されたドーム生活、もしくは穴を掘って地下生活を余儀なくされるかもしれない。地震や台風や竜巻、ほかの諸々の現象を考えた時、地球崩壊の危機が目の前に迫っていると言っても過言ではない気がする。

時々思うが、食料さえ確保できれば、高度な文明社会にならなくてもいいのではないかと。決して、科学の発展を否定しているわけではない。バイオテクノロジーの力は食料の大量生産を可能にするだろうし、宇宙物理学、原子物理学は、人類の宇宙への移住だって可能にするだろう。今、危惧していることは、そうなる前に地球が崩壊しないかということだ。

今、日本では衆議院の解散で、郵政民営化の是非が最大の争点になっている。確かに小さな政府による民間の活性化は大事である。それ以上に大事なこともあるはずだ。地球環境を度外視した、ばら色の未来なんてありえないだろう。まずは日本が手本となり、地球保全対策に少なからずの国家予算を投入して、未来の人類に美しい地球を承継していくという長期的対策を講じてもらいたいものだ。

雨の土曜日。緑の苗が雨に打たれて、涼しそうである。そして僕は冷房を切った部屋で、去りつつある夏に思いを馳せながら、この備忘録をしたためた。

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