僕の夏が終わった。既に心は、きたるべき正月へと向いている。お盆も好きだが正月も好きだ。というのも、その時期は何かのけじめをつけるのに、最適な時期だからである。心の洗濯、魂の選択の時期といっても良い。
昨日はお盆の最終日。夜には幾万という魂が灯篭舟にのって、住処へと帰っていった。その光景を目の当たりにすると、ただただ、感謝と畏敬の念で一杯になる。先祖を思い出すのは、お盆と正月と命日の日だ。かくて、皆、故郷へ帰るわけだ。「故郷は遠くにありて思うもの。そして悲しくうたうもの。よしや、うらぶれて異土のかたいとなるとても、帰るところにあるまじや」である。故郷の山川草木は皆、仏の御姿である。その姿に触れると、あらたな勇気がわいてくる。
一夜明けて、今頃はユーターンラッシュ。とうちゃん、かあちゃんのおっぱいをたっぷり吸ったことだろう。僕の友人は9連休と言う大型の休みを利用して、奥方が里帰りしている上海へと出向いている。恐れ多くも、「女房を大事にしてまっせーーーー」と、先方の親にご挨拶をしようというわけだ。ご苦労様。18日に帰ってくるそうだ。結構なことだ。誠にうらやましい限りである。
こちとらは盆であれ、日曜日であれ、仕事でフル稼働。あーあー、僕も故郷へへ帰りたいぜーーー。3時間でいけるから、あまりに近い故郷ということになるか?。今は、兄が大きい顔をして、にらみを利かせているから、必ずしも愉快ではないが・・・。僕は超零細の個人事業主。帰りたいと思っても帰れない。僕のみならず、サービス業に携わっている人たちにとっては、人の休日が稼ぎ時だ。その代わり、人が働いている時、休むことになる。ちぐはぐだが、これで世の中のバランスがとれているのだろう。僕も涼しくなってから、平日に帰ることにしよう。
更に、昨日は戦後60年という、一つのけじめの日。いろんな場所で、鎮魂の催し、慰霊祭があっていた。何百万もの人達が、かの戦争で亡くなった。この忌まわしい出来事は、60年という歳月が流れようと、遺族の記憶から消えることはない。たとえ、日本の人口が戦後世代のみになったとしても、戦争の悲惨な記憶・記録は、ずーーーっと、ずーーーっと、後世に語り続けていかねばならない。なんとなれば、今日の幸せ、繁栄の源は、戦争で亡くなった人たちの尊い犠牲の上に成り立っているからだ。
いみじくも昨夜は「アジアの中の日本」と言うテーマで、NHKが特番をやっていた。中国・韓国、アジアの人たちを交えて、戦争、歴史の認識、靖国問題、教科書問題、未来の日本、・・・いろんなテーマで、いろんな人たちが意見を述べていた。
全部を聞いていないので、大それたことは言えないが、アジアの近隣諸国の人たちは、遠い過去にさかのぼれば、いわば兄弟である。その兄弟達は過去、幾たびとなく兄弟喧嘩をした。「兄弟は他人の始まり」とはよく言ったものだ。誰が言ったのかは知らないが、兄弟に喧嘩はつき物だろう。ただ、日本が招いた太平洋戦争は行き過ぎだった。ことの発端がどうであれ、兄弟達の尊い人命を奪い、傷つけたという事実に対して、目をつぶることは出来ないだろう。兄弟達の間での歴史的認識にズレがあるにせよ、まずは、誠心誠意の謝罪を第一とし、二度と戦争を起こさないという固い不戦の誓いを、時間をかけて説いていくことが肝要であろう。今、日本政府はそのことを、懸命にやっている。戦後60年とは言え、兄弟が仲直りできる道は険しい。それでも、血をわけた兄弟だ。いつかは、その意が通じる日がくるだろう。その日が、一日も早く来たらんことを願って、僕の夏に終止符を打とう。
http://mirunmirun.hp.gaiax.com/
昨日はお盆の最終日。夜には幾万という魂が灯篭舟にのって、住処へと帰っていった。その光景を目の当たりにすると、ただただ、感謝と畏敬の念で一杯になる。先祖を思い出すのは、お盆と正月と命日の日だ。かくて、皆、故郷へ帰るわけだ。「故郷は遠くにありて思うもの。そして悲しくうたうもの。よしや、うらぶれて異土のかたいとなるとても、帰るところにあるまじや」である。故郷の山川草木は皆、仏の御姿である。その姿に触れると、あらたな勇気がわいてくる。
一夜明けて、今頃はユーターンラッシュ。とうちゃん、かあちゃんのおっぱいをたっぷり吸ったことだろう。僕の友人は9連休と言う大型の休みを利用して、奥方が里帰りしている上海へと出向いている。恐れ多くも、「女房を大事にしてまっせーーーー」と、先方の親にご挨拶をしようというわけだ。ご苦労様。18日に帰ってくるそうだ。結構なことだ。誠にうらやましい限りである。
こちとらは盆であれ、日曜日であれ、仕事でフル稼働。あーあー、僕も故郷へへ帰りたいぜーーー。3時間でいけるから、あまりに近い故郷ということになるか?。今は、兄が大きい顔をして、にらみを利かせているから、必ずしも愉快ではないが・・・。僕は超零細の個人事業主。帰りたいと思っても帰れない。僕のみならず、サービス業に携わっている人たちにとっては、人の休日が稼ぎ時だ。その代わり、人が働いている時、休むことになる。ちぐはぐだが、これで世の中のバランスがとれているのだろう。僕も涼しくなってから、平日に帰ることにしよう。
更に、昨日は戦後60年という、一つのけじめの日。いろんな場所で、鎮魂の催し、慰霊祭があっていた。何百万もの人達が、かの戦争で亡くなった。この忌まわしい出来事は、60年という歳月が流れようと、遺族の記憶から消えることはない。たとえ、日本の人口が戦後世代のみになったとしても、戦争の悲惨な記憶・記録は、ずーーーっと、ずーーーっと、後世に語り続けていかねばならない。なんとなれば、今日の幸せ、繁栄の源は、戦争で亡くなった人たちの尊い犠牲の上に成り立っているからだ。
いみじくも昨夜は「アジアの中の日本」と言うテーマで、NHKが特番をやっていた。中国・韓国、アジアの人たちを交えて、戦争、歴史の認識、靖国問題、教科書問題、未来の日本、・・・いろんなテーマで、いろんな人たちが意見を述べていた。
全部を聞いていないので、大それたことは言えないが、アジアの近隣諸国の人たちは、遠い過去にさかのぼれば、いわば兄弟である。その兄弟達は過去、幾たびとなく兄弟喧嘩をした。「兄弟は他人の始まり」とはよく言ったものだ。誰が言ったのかは知らないが、兄弟に喧嘩はつき物だろう。ただ、日本が招いた太平洋戦争は行き過ぎだった。ことの発端がどうであれ、兄弟達の尊い人命を奪い、傷つけたという事実に対して、目をつぶることは出来ないだろう。兄弟達の間での歴史的認識にズレがあるにせよ、まずは、誠心誠意の謝罪を第一とし、二度と戦争を起こさないという固い不戦の誓いを、時間をかけて説いていくことが肝要であろう。今、日本政府はそのことを、懸命にやっている。戦後60年とは言え、兄弟が仲直りできる道は険しい。それでも、血をわけた兄弟だ。いつかは、その意が通じる日がくるだろう。その日が、一日も早く来たらんことを願って、僕の夏に終止符を打とう。
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