僕の口癖。

2005年6月30日 日常
人にはそれぞれ、口癖があるようだ。もちろん、この僕にもだ。僕の場合、その口癖が時の流れとともに変化してきた。

昔は「わおーーーつ」と、おらびながら店(スナックや小料理屋)の玄関をくぐったものだ。店の住人は、びっくりしたような顔で一瞥を投げ、すぐ笑顔に変わる。「なああんんだ。○○ちゃんね。驚かさないでーーー」と言うのが決まり文句。

しばらく、「わおーーーつ」が続いた。何かに感動したり、嬉しかったり、人をびっくりさせるためにその言葉を使っていた。その後、新たな言葉が付け加わった。「わおーっつ」と言えば、ママ曰く。「驚かさないでー」。その後に僕がこう言うのだ。「ママ、ごめん。今日も決まってしまったか?」と。最初、何のことか、ママも分からず、口をポカーンとしていた。店の扉をくぐるたびに、「今日も決まったか?。ごめん」と言って、喪黒服造調のハットを脱ぐ。かくして大笑いだ。

僕の腹の中は、「今日もかっこいいだろう?。センスの良い服をきているだろう?。ママ、そう思わない?」と聞きたかったのだ。誰も褒めてくれないから、自らおらぶことにした。その効果があって、最近は、「○○ちゃんは、いつもよく似合う服を着ているねーー」と、ママのほうから言うようになった。こうなると、この口癖も死語となる。第三者には、まだ何のことか分からないと思うが、よく考えてみると、つまらない自己顕示欲の発現でしかなかった。と、同時に場を和らげる効果もあったようだ。

死語とはなっても、いまだに時々使っている。時々使うと、それなりに効果はある。人間って不思議なものだ。時々言って、時々、褒められると、たとえそれがお世辞であっても、嬉しいものだ。かくして、売り上げに協力ってことになる。

こういうくだらない言葉ばかり使っていては品位がないと反省し、この頃、新たな口癖を生み出した。その言葉の使いどころは、こうである。

たとえば、店(スナック、小料理屋、クラブ等)へ行って、女性の手や、ひざ小僧の上に手をやったとする。一般的にはセクハラになりかねない。そんな時、「○○ちゃん、これは罪なことか?」と言いながら、冗談ぽくタッチすると、女性も、「うんんん、駄目よ。罪なことよー」と応える。そう言われると手を離す。「いや、罪じゃないわよ」と言われると、しばらくタッチしたままだ。「女性の手って、柔らかくて、綺麗だね」と言うと、女性もまんざらではなさそうである。やはり、褒めることは、いいことなんだべーー。

事あるごとに、「これは罪なことか?」と連発するために、最近は、女性にそのお株を奪われてしまった。僕が言う前に、「それは罪なことよ」とか、「それは罪なことか?」と言われてしまい、大笑いだ。ぼくも返す言葉が無い。

まあ、こいう冗談が通じているうちは、僕も好意的に見られているのだろう。
ただ、この口癖も品位ある言葉とは思えない。いつまで続くことやら?。
今日の格言だ。

  「いつまでも続くと思うな。品位のない口癖」

僕も新たなる口癖の開発が必要かもしれない。

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