男たるもの。

2005年6月18日 日常
昨日の続きを書こう・・・。おっと、今日の続きだった。

クライアントと一時に待ち合わせをしていた。正味時間、十五分の仕事である。往復には半日以上かかる。仕事とはそうしたものだ。無事にこなした。食事に誘われた。残念ながら僕はとんぼ返りを余儀なくされていた。丁重にお断りして、即、帰路の途へ。

ハンドルを握りながら考えた。何故、最近の男達は元気がないのだろう?。思い当たることがいくつかある。一つは女性達が強くなったからだろう。女性達がどんどん社会へ進出してきた。大地を揺るがすがごとく猪突猛進している。その結果と言ってはなんだが、男達は身の置き所が無い。怖くて、路肩にうずくまっている感じだ。いまや、日本は女性天国の国へと変貌しつつある。かならずしも、悪いことではないが、なんだか男達があわれで、かわいそうである。

テレビで見た。子育ての栄養源として、用済みのオスはメスのえさとなり食べられてしまう昆虫がいるそうな。又、しゃけは、故郷の川を登り、産卵が終わると、メスしゃけは、力尽きたオスを食うそうだ。自然がこしられた摂理とは言え、オスは、はかなくも悲しい存在ではないか。

人間社会はどうだろう?。同じような傾向がありはしまいか?。
見かける男性、男性が皆、元気がなく、目に精気がない。ぷち、ぷち、ぷりんなのは女性ばかりだ。うんん、いけない、いけない。僕も男だった。そもそも、こういう現象を作ったのは、他の誰でもない。男達自身である。ただ、自らが招いた結果ではあっても、じっと手をこまねいていてはいけないだろう。男達よ大志を抱け!!!。握るハンドルに力が入った。

混乱する頭をかかえながら、無事に我が家へ到着した。既に夕方になっていた。あたふたと用件を片つけていると、そこへ、久々の久々に弟(仕事仲間)からテルが。「○○ちゃん、時間ある?。よかったら、ちょっと飲みたいなーーー。」いつもの口癖である。少々、疲れてはいたが、断らないのが僕の主義。指定された場所へ赴くと、なんと、そこには仕事仲間の娘さんを同伴していた。すらりと伸びた背丈に、魔女のごとき美貌を持った女性・・・。かもしかのような手に、白魚のような足が・・・。おっと、逆か。白魚のような細い手に、カモシカのような美しい足が、にょきっと生えていた。よく笑い、元気印そのもの。喪黒福造もたじたじだ。

しゃなりのママの店で一時を過ごし、かもしか女性の友達が経営しているというスナックへと導かれた。カラオケで歌いたいと言う。異存はなかった。着いた店は、以前、色んな会で利用していた店だった。今は経営者が変わっていた。ママをいれてカウンター女性は4名。半年前に開店したそうだ。

あたりを見回すと、な、なんんと、そこには、「かこ」という源氏名を持つ、過去の女性がいた。すっかり、記憶の彼方へと追いやられていた過去がまざまざとよみがえってきた。世の中が狭いと言うか、めぐりあわせというか、この出会いはまさに不・思・議。
かくして、僕の日記の一ページを飾ることになったわけだ。

しばらく、だべっていたところ、かもしかの女性が退散すると言う。なんでも、次の予約が入っているそうだ。「ええっつ、僕達はつなぎだったのか?」と思ったが、まあ、これは仕方がない。結婚の前準備だろう?。

僕は歌った。例の、「メリジェーン・オン・マイマインド・・・・・・」。わおーーーーーつ、95点だ。この店がオープンして以来の最高得点だそうな。「かこ」という女性の見つめるまなざしが、僕の歌にプラスαーを生じさせたのかもしれない。嬉しかったねーーー。弟も果敢に挑戦した。点が肉薄したかに見えたが93点どまり。勝ったぜーーー。これはいたし方の無い現実だ?。

気をよくした僕は、その後、何度か挑戦したが、もう二度と、甘い蜜をなめることは出来なかった。歌を境に僕達の気力は失速へと。元気なのは女性陣ばかり。弟は口癖の「眠い、眠い」の連発。てなわけで、僕達も退散することに。ただ、僕の目だけは、まだ、「ギンギラギン」と輝いていたようだ。

午後、11時半に無事に帰還。男たるもの、もっと強くならなくちゃ。それが今日の格言だ。乱れもせず、酒にもおぼれず、品行方正に徹した僕の一時だった。品行方正の定義がよく分からないが・・。

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