五月の空も、あと数日となった。いよいよ、これから梅雨にはいる。農家にとっては恵みの雨が降る。その前に、麦刈りで大変だ。麦の穂が見事な黄金色に染まり、風になびいている。美しい田園風景。ふと思った。この麦畑一面が、金の延べ板だったら、一体、何万個の金のネックレスが作れるのだろうかって?。いやはや、さもしい考えである。もっと、ましな発想はできないものか?。

ここで作られている麦はビールの原料になる。今年も、昨年同様、猛暑がささやかれているの。この麦たちが大いに働くことになりそうだ。まだ、ビアガーデンには行っていないが、おいしいビールが飲めることになる。まさに麦の恵みである。

ところで、麦の実りとは裏腹に、わが仕事は、のらりくらりの日々。順調な船出を祈願した正月だったが、五ヶ月もたつと大波小波にさらわれて、方向定まらずである。まあ、人生とはそういうものかもしれない。いつも順風満帆というわけには行くまい。だからこそ、生きていて面白いと言えるわけだ。

     数日を残した五月の空。
     恵みの雨の梅雨空が、
     今や遅しと、気を伺う。
     
     黄金色の麦の穂。
     はからいも知らず、
     ただひたすら、
     たわわに実り、風になびく。

     祈りを捧げた門出の日。
     時の流れは無常にも、
     大波小波でわが心を揺する。

     麦の恵みは、稲穂への橋渡し。
     定まりなき娑婆世界は、
     波のうねりに似て、
     生への勇気を与えん。

お粗末でした。さああ、そろそろ飯だ。
    

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