そろそろ10連休が始まる。僕もパートさんに、10連休を告げた。働きたいと思っている人には、辛い連休かもしれない。時給とか日給となれば、その間の収入も落ちるからだ。とは言え、正月や盆とちがって、この風薫る五月に、まとまった何かをするにはもってこいの時節である。「収入が落ちるというのに、そんなこと、他人様には言われたくないなーー」という声が聞こえそう。
確かにそうだ。人はそれぞれ。

しからば、わが身はどうだ?。超零細個人事業主である僕にとっては、従業員さんの休みは経費の節約にはなる。これはいいとしても、如何せん。ほぼ連日の仕事が待っている。今のところ、まともに一日を休めそうな日は五月五日のみ。子供の日である。子供の日かああーー。昔を思い出すぜ。も一度、子供に戻りたいぜーーー。

僕が子供のコスチュームに着替えて、「いいこちゃんね」と、美人お姉さまから介抱されるなら、「ウッシッシー」と、嬉しくなるのだが。それも五月の夢だ?。怖い顔の喪黒福蔵さんでは、介抱者も尻尾を巻いて逃げていくだろう。なんと悲しい現実。そっと、涙を拭かなくてはなるまい。

どうも、悲観的なことばかり書いたようだ。実は、僕にとって連休は正月と同じく好きである。たとえ僕に仕事があっても、その仕事は数時間で終わる。娑婆世界が活発に動かないからだ。サービス業は忙しいかもしれないが、官公庁や民間の企業はほぼ休みが多い。僕としてはその間に、たまった仕事を消化できる。身辺整理にもってこいの連休。残念ながら遊びはない。それは、平日やっているからいいか。

見回せば、机の周りには、不揃いの本や封筒、書類。郵便物からチラシ。さまざまな消耗品まで。なんんでもござれと散在している。連休には誰にも邪魔されずに、ゆるりとその整理が出来る。これが至上の喜びだ。

考えてみると、貧乏性の僕は、「これは何かの役に立つぞ」と、すぐには、何でも捨てない。一応、机上に保管。保管に保管を重ねる。机の上はごみの山だ。結局は、くずかご行きがほとんど。まさにダイレクトメールと一緒。100枚のうちに、誓約が一件でもあれば、ダイレクトメールは成功だろう。僕の場合もそれと同じく、「とっておいて良かった」と思うものは一枚あるかないか。あーあー、貧乏性は辛いぜ。

その貧乏性を解消すべく、休日、特に連休となると、僕の思いっきりを十分に発揮できる。大きなゴミ袋を持ってきて、片っ端から、ぽんぽんと捨てていく。この小気味よさ。すかーっとする。机や本棚の本が理路整然と並び、書斎に早代わり。やはり、男には書斎がお似合いだぜ。と、思うのもつかの間。ひと月もすれば、またもや、以前に逆戻り。

今までのパターンがそうだった。丁度いい機会だ。備忘録にしたためた以上、誓いを立ててみよう。五月の連休を利用した身辺整理を最後に、以後は、不要物を溜めまい。ちょっと大袈裟だが、さあー、新たなる旅立ちだ。この誓いも三日坊主に終わらなければよいが?。

一句浮かんだぜ。「どこにも行けない、鬱憤ぱらしが身辺整理。あらたなる旅立ちとは、これ如何に?」。




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